
はじめに
みなさんにとって身近な存在である「お金」
どんなイメージを持っているだろうか
食べ物を買うためのもの、趣味を充実させるために必要なもの

そんなところではないだろうか
「お金」は身近なものでありながら、日本の学校教育で取り扱うことがないため、特に深く考えずに大人になる人もいるのではないだろうか

お金とは、価値を交換するときの媒介物である
お金について知るために、時代を遡って考えてみよう
弥生時代を例に出すと、
この時代、村の人々は協力して生活を営んでいた
米を育てる者、肉を狩ってくる者、土器をつくる者、調理をする者
米を育てている者は、それだけでは栄養が偏るため肉も欲しい
米10合とイノシシの肉1㎏を交換するということが行われていただろう

米と肉の交換だけであればそれほど困らないが、魚、木の実…様々なものがあると判断に困った
そこで必要になったのが
「価値を決める指標(お金)」
である

当時は、貝や金属の形であり、現金というものではなかったが、仕組みは同じである
ただ現代では、物だけでなく、サービスも価値として認められているため、複雑化している
(なんならサービスを売ることを仕事にしている人の方が多いかもしれない)
ただ、基本の考え方は同じである
「価値の対価としてお金がある」
ということである
お金を手に入れる方法は2つのみ
そんな「お金」ですが、手に入れる方法は2つしかない
①他の人から奪う
②価値の対価として受け取る
この2つである
①の他の人から奪う というのは、想像できるだろう
武力を用いて脅しさえすれば、お金は手に入る

他にも、価値がないものを価値があると言ってお金を受け取る「詐欺」もお金を奪う行為である
努力なしでお金を手にすることはできるものの、反感を買うし、長くは続かない
そこで大事になってくるのが②の価値の対価として受け取る である。
物でもサービスでもよいが、
誰かが「お金を払ってでも欲しい」と思うものを提供することでお金を得ることができる
これであれば、感謝され、社会の役にも立つため、持続可能な方法である
この時「自分の得意なこと」を仕事にすると、効率的に価値を生み出すことができる
また、「自分の好きなこと」を仕事にすると、長く価値を生み出すことができる
お金と上手く向き合うために
先ほどもお伝えしたが、「お金」とは、「価値」である
「お金持ちになりたい」と夢見る人は多いが、それは地球の限りある価値(資源)を独占することである
大事なのは、お金をたくさん持つことではなく、お金をどう使うかである
「自分が本当に欲しい 物・サービス」を見極め、そこにお金を使っていくことが大切である
無駄に物を買わず、それぞれの人が本当に欲しいものだけを手に入れ、精神的に豊かになっていけば
地球は調和し、地球に負荷をかけない世界になっていくのではないかと思う
お釈迦さまも言ったように「足るを知る」
つまり、「自分の満足を知り、それ以上は社会のためにとっておく」という1人1人の心掛けが大切なのではないかと思う

まとめ
お金とは、
価値を交換するときの媒介物
そして手に入れる方法は
①他の人から奪う
②価値の対価として受け取る
しかないと話をした
ぜひ価値の対価として受け取り、使い方をしっかりと考え、社会のために使っていってほしい
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